西海岸より

つらつらざつざつと

オンラインゲームを支える技術

オンラインゲームを支える技術  ??壮大なプレイ空間の舞台裏 (WEB+DB PRESS plus)

オンラインゲームを支える技術  ??壮大なプレイ空間の舞台裏 (WEB+DB PRESS plus)

ゲームのみならず、エンジニアのための実践的なシステム構築の入門書

これまでゲームはすることはあっても、仕事ではゲームに関わったことは無いが、オンラインゲームの通信、分散技術には興味があったので購入してみた。
Amazonで購入して届いてみたら、思っていた以上にページ数が多く、内容も圧倒的。


中身はゲームプログラミングの基礎知識から、ゲームデザイン、インフラ設計、チーム体制まで説明がされており、またなんと言っても書籍後半ではページを多く割いて2つのケーススタディを取り挙げている。
ケーススタディでは、企画から設計まで実践的な形で説明が丁寧にされており、まさに理論+実践という形式の書籍で非常に勉強になった。


個人的には、すべてゲームデザイン、ビジネス面からしっかりとインフラ設計やプログラミング上で求められるパフォーマンスの数値に落としていくプロセスがしっくり来て、発見と納得感が得られた。


ゲーム用のミドルウェアなどはオープンなものが少なく、他の業界からはなかなかわからないことが多い。本書では、MongoDB等Web業界でも注目され、利用されている技術についても示唆しており、Web業界とも大規模分散という特に観点で共通点も大いにあるのだろう。
# ただ、運用側でまだ追いついていないとも。


本書で描かれているような技術的課題を解決するプロセスは、ゲームに限らずエンジニアの視点ではどのWebやSIerも同じだと思う。ゲームプログラマだけでなく、エンジニアを目指すならぜひ一度目を通してほしい良書だと思う。