西海岸より

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金融資本主義を超えて―僕のハーバードMBA留学記を読む

この本は、著者がハーバードへの留学時に書かれたブログを本にしたもの。留学を通して学んだ事、特にハーバードというトップレベルの教育の中で日本人の視点から見て感じたことが書かれており、一度留学したことある自分にとっても共感できる部分もあった。

金融資本主義を超えて―僕のハーバードMBA留学記 (文春文庫)

金融資本主義を超えて―僕のハーバードMBA留学記 (文春文庫)

  • 新聞のインタビュー記事1つで2時間語れますか?

世界でトップレベルのアメリカの大学、なぜそれだけの事が言われるかは、講師、教材はもちろんのことそこに集まる人達が学ぼうとする姿勢がすさまじいものがあり、全体として高め合って学生には大きな価値がもたらせるのだろう。学生には新聞の記事1つとって、そこからどんな価値ある情報が引き出せるか、また考えが導けるか、こういった洞察が日常で頻繁に行われ、何事にも議論、考察が活発化するのだという。日経は読んでいるものの、毎日見出しを流し読みしている程度の自分には耳が痛い。著者も、確か在学中にこの洞察力の大切さに気づいたと書かれているが、この小さな情報から考えだすその積み重ねが後々大きな差に繋がっていくのだろう。この癖をつけるための一つの方法として、この前読んだ「どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座」にもあったように、見出しでもよいからその出来事は自分の会社にどういう影響があるのか、それを常に考えながら読むと良いはず。

この本は全体としてのまとまり感には欠けるように思うけど、上記のようないくつかのエッセンスがこの本には詰まっていて、必要なものを感じとれば良いと思う。また、おもしろいところとしては、本で書かれている経験をふまえ、著者は昨年ライフネットという保険会社を立ち上げ、今も精力的に活動されているところだ。

果たしてこのような経験が今後どのように活きるのか。ブログを通してリアルタイムで刺激を受けることができる。